if *thank you*【完】


入学式の帰り、高原は夏穂に告白した。
(あたしも高原の友達もいたのに!)

はれて付き合うことになった2人。

毎日ラブラブのくせに…。

♪♪~♪…

「あ、私か」

…夏穂の携帯からは、聴いたことないメロディが…。

ふと夏穂の表情を見ると、満面の笑みを浮かべている。

「なになに?高原!?」

「ちょっ!光歌!」

慌てて携帯を閉じる夏穂。

「今の音楽、夏穂っぽくないね」

夏穂は、はぁ~…とため息をついた。

「高原がこの曲好きなんだって」