「あ、そっか」 ドアを開けた時には、もう雨は上がっていた。 「よかった!雨止んで」 適度に涼しい…。 さっき、すごい雨降ってたのに…。 天気、不安定だなぁ…。 とりあえず、あたしの家に向かった。 「光歌ん家行くの久しぶりっ!今、誰もいないんだっけ?」 「親、共働きだし。お姉ちゃんは彼氏と同居中~」 「晴歌ちゃん、大学生だっけ?」 “晴歌”は、あたしのお姉ちゃんの名前。 「一応ね…。全然行ってないだろうけど」 「一応って…(笑)」