「ん?何?」 あたしはふと、あることを思い出した。 さっき秘密で買ったペアネックレス。 「あのね…これ、ペアのネックレスなんだけど…」 「えっ!?何これ、スゲー!ねっ、つけてよ♪」 嬉しそうな彰の表情を見て、あたしも自然と笑顔になっていた。 「……………………」 うわぁ…っ。 髪サラッサラ! 女の子みたーい…。 「ありがとな♪」 彰は膝の上にあたしを乗せて、テーブルに置いておいた、もう1つのネックレスを持った。