「何ニヤけてんだよ!早く行くぞ!」 「ニヤけてないよ!」 彰に手を引っ張られ、あたしは走った。 駅のホームで座りながら電車を待つ。 今日って本当に日曜日なのかな? 人がすごい少ないような…。 朝のラッシュ後みたいな(笑) あたしがボーっとしていると、いつの間にか電車が到着していた。 彰があたしのことを、バカを見る様な目で見てたのは…まぁ、気にせず(笑) とりあえず、電車に乗り込んだ。 「…意外と遠いな…」 乗ってすぐに彰がボソッと呟いた。