「光歌、なんでここに?」 「見に来たの。ヒマだったから」 「………そうゆうことか。わかった」 「彰、3年呼んできてくれるか?1年と2年はいつもので」 「じゃあ、光歌またあとでな!」 手を振りながらグラウンドに戻る彰が、すごい愛しかった。 岩倉と3年生はどこかに行ってしまったため、ここにいるのは1年生と2年生だけ。 随分と減った気がする… 3年生の存在感が身に染みるよ。 残った部員たちは試合を始めた。 さっきまでショックで倒れてた夏穂も、その試合を見ていた。