振り返ると、男の人と腕を組む夏穂がいた。 「え、誰!?」 あたしは彰に聞いた。 「俺も知らねーよ?」 彰も知らない人!? あの人、本当に誰? 「みっつか~♪」 「夏穂、この人誰?」 あたしは男に目を向けた。 「あ、この人?彼氏♪」 えっ!? 嘘でしょ!? その男の人は、見るからにあたしたちよりは年上。 中3くらいか高校生だろう。 「こんちは。俺、高1の圭都!」 あたしは軽くお辞儀をした。 うっわぁぁ…。 「じゃあね~♪」