夏穂はそういいながら、あたしに携帯の画面を見せる。

…確かに『6/18』とは表示されてる。

あたし、本当に…。

「…光歌?ボーっとしてるけど、大丈夫?」

「あっ、え…」

「まだ休んでなよ」

夏穂は1人で、保健室を後にした。


あぁ…
あたしほんとに過去に来ちゃったんだ…。

どうする、光歌!
何をどうすればいいの!?

あれ、そういえば世羅は?

こっち来てから見てないんだけど…。

「光歌!大丈夫?」

「あっ、世羅~」

世羅は窓から身軽に降りてきた。