「・・・瑠衣、でも・・・」 「分かってる」 昔のあたしも今のあたしも全部知っていて 頭を撫でながら笑ってくれる瑠衣。 「無理しなくいい。嫌ならいい。ただ・・・」 「ただ?」 「俺も行く」 え? 「俺も学校行く」 いつも忙しそうだけど、大人っぽいけど 意外にあたしと同じ高3なわけで。