……―――っ!?


「え…?今何て…?」


だって今…


「デート無理になった。」


ええぇ!!あっさり言うか!?


「ま…まて、約束とちげーじゃねーかよ!!」


「だから謝ってるの。今度何かおごるから…」


「このくっそ暑い中で練習サボらずお前のデートを楽しみに待ってた俺はなんなんだよ!!」


「あたしもちょと前まではバスケしてたわよ!!でも夏期練習の打ち上げで『デートがあるから出られません』なんて言えると思う?」


「言えばいいじゃねーか。」


俺は空亜の方に近づいた。


「言えないわよ!!」


「もういい。お前はどーせ、そういう女だ。」


俺は振り返って荷物を取りに部室へ

戻ろうと歩きだした。


「立夏~!」


後ろから声がかかるが振り返らずに歩いていく


「明日はちゃんと電話するから怒らないで~」


「はぁ…。」


バカなやつ…。