「こ…これは!?」


「これは本気みたい…っ!!」


一気にレンガが今にも襲いかかってきそうな

状態だった。


俺もまずいとやっと理解が出来てきた。


「逃げるぞ!!」


俺は空亜の手をつかみ思いっきり走った。


レンガが俺たちを襲ってくる。


すると目の前に三輪車に乗った

小さな女の子がいた。


このままじゃこの子も巻き込んでしまう!!


「来るな~っ!!危ない!!」


そう言ったがその女の子は嬉しそうに

手を振ってきた。


意味がわかってない!!

このままじゃダメだ!!


レンガが女の子に向かっていった。


俺は走って女の子をかばいに

スライディングした。


すると、全てのレンガが砕け落ちた。


「あ…あの子もう許さない!!立夏まで怪我させたら許さない!!」


空亜が怖い顔をして走り出した。