「おいおい…なんだよ…
病室に行くなって…一体どういう事だよ…?」


「とにかくあの子供には関わらないで!!」


「はぁ…?子供子供って言うけどあの子にはちゃんと瞳って名前があるだろ!」


俺は訳が分からないと

言うように空亜に顔を向けた。


その時、急に上の方から


『ピリリリリ…』


と鳥の声がしてきた。


空亜が慌てたように鳥の方に目をやった。


「あの鳥、ガードピユポーなの!!」


「えっ…?」


木の枝に小さな鳥が止まっていた。

確かに似てるけど…


「違うだろ…。ガードピユポーは籠の中に…。」


そう言った時、空亜が地面に落ちていた

小石を拾って、俺に


「見てなよ!!」


と言って小石を鳥に向かって投げつけた。