『罪1つ、消えぬ過去など見なければ良い。
母は私を産んですぐ、私の魔力で亡くなった。』
これは、きっと…瞳ちゃんの不思議な力が
暴走して母を殺してしまった。
という意味だと思う。
『父は私を恐れて私から逃げた。
橋2つ渡ってみれば皆消えた。』
はそのままの意味だろう。
そんな魔力を持つ瞳ちゃんを恐れて
お父さんは瞳ちゃんの前から消えて、
回りの人も瞳ちゃんを気味悪がって消えた…。
問題は『2つの橋』ね。一体何の事かしら?
『森3つその1つで私と鳥は1つになり』
で、ガードピユポーに身を貸したって事よね?
つまり手を組んだって事かしら…?
『私の魔の歌を4まで数えて皆死んだ。』
これらの数字は…もしかしてっ……!!
瞳ちゃんの手によって自分の身に起きた
今までの災いの数を4まで数えたら死ぬって
意味なのかもしれない。
そしてこの歌自信が彼女の身を削る歌
なのかもしれない。
私は災いの数なんて数えてないけど、あの子は
本気で私が邪魔だと感じているに違いない……。
私は瞳ちゃんのいるあの病院へ向かって
歩きだした。