私は家の近所をゆっくり歩いていた。
私の身に襲いかかる、全ての災いにはいつも…
―――ガシャン!!
マンションの三階で洗濯物を干している
おばさんが花の植えてある花瓶を落とした。
それがちょうど私に当たるかどうかの
スレスレに落ちたのだ。
「すみません、大丈夫ですか!?お怪我は…?」
私は三階にいるおばさんの近くを見回した。
『ピリリリリ…』
鳴き声をあげたのはきっと…
「ガードピユポー…」
全ての原因はこれか…。
そして少しして又、
『罪1つ、消えぬ過去など見なければ良い。
母は私を産んですぐ、私の魔力で亡くなった。
父は私を恐れて私から逃げた。
橋2つ渡ってみれば皆消えた。
森3つその1つで私と鳥は1つになり、
私の魔の歌を4まで数えて皆死んだ。』
という歌が聞こえてきた。