*瞳 ~Pupil~*


あっ…そっか!!


「妬いてんのか~お前!」


「バカ!!」


さらに石を投げる空亜。


「妬いてるんだ~。」


俺は空亜と逆の方を向いた。


「誰があんな子供に…。」


俺は空亜の頭をポンポンと撫でた。

すると…空亜がいきなり


「あっ…!!」


と大きな声をあげた。


俺は思わず空亜の視線に合わせた。

すると…


鳥に石が当たりそうになっていた。


………が、しかし


その石は鳥に弾き返されたように力強く空亜の

手の中に返ってきた。