「もぉ~っ!!本当に立夏の奴、いつまでも根にもっちゃって…。」


あたしは家に帰ってきて部屋でゆっくり勉強

していた。さすがに宿題たまってるしね…


シャーペンを握り、一気に書き上げていく。


………その時だった!


部屋に置いてあった教科書が部屋中に浮いて

あたしの部屋をうろうろとしている。


「な…なんなの!?」


今日はお化けにでもとりつかれてるのかな…?


怖くなった私はもう寝て忘れようと

ベットにいった。


そして、電気を消そうと手を伸ばしたけど…


―――ガチャンッ…


と嫌な音がした。これは…


私は恐る恐る窓に近づいた。


すると…


「きゃっ!!」


急に窓ガラスが飛び散って

私に襲いかかってきた。