空亜がポカンとして瞳ちゃんを見つめていた。


「えっと…ガード…?」


「ガードピユポー。その鳥の名前なの」


『ピリリリリ…』


俺達の声に反応したように鳥が

1つ鳴き声をあげた。


「変な名前ね~どういう意味?」


空亜が不思議そうに林檎を丁寧に剥いていた。


「でも、鳥だけが友達なんか寂しいだろ?お兄ちゃん、時々遊びにきていいか?」


「うわ~!本当?」


「うん。」


「お兄ちゃんて私が思った通りの人だ!はい!!約束だよっ!」


瞳ちゃんが俺に小指を出してきた。


「よし、約束。お兄ちゃんは絶対に約束破ったりしないからな!!」


俺は瞳ちゃんの小指にてを絡めて指切りをした


「えらい皮肉に聞こえる~…」


ちょっとギクッとした様子の空亜が

声をかけてきた。


「別に昨日の約束破られた事なんか気にしてねーし…全然。」


「立夏!」


空亜がさすがに俺を睨む。


「なんだよ~バカ!!」


「……仲…良いんだね。」


瞳ちゃんが俺たちを見てそう一言呟いた。


その瞬間、俺も空亜も顔が真っ赤になった。


「場所をわきまえてよ!!本当に!」


「ご…ごめん。」


そして、時間がたって俺と空亜は家に帰った。