―――次の日
俺は昨日約束した瞳ちゃんの
あの病院にやって来た。
「こんにちは!!」
「あっ…お兄ちゃん!!」
瞳ちゃんはすごく嬉しそうに微笑んでいる。
「来てくれたんだ!!本当に来てくれたんだね」
「昨日約束しただろ?でも…」
「どうしたの!?お兄ちゃん?」
「あのな、友達もついて来ちゃったんだけど、入れていいかな?」
「えっ…?」
瞳ちゃんが少し驚いた顔をした。
すると、ドアから……
「立夏がついて来いって言ったんじゃない!!」
と空亜が姿を表した。すると瞳ちゃんも
「お兄ちゃんのガールフレンドね。どうぞ。入って♪」
とさっきの笑顔に戻った。
「なぁ、瞳ちゃんは友達いないの?」
「うん…私、ここから動けないから…。ガードピユポーだけ……」
ベットから瞳ちゃんが指をさした方には
昨日、蓮と譲が気にしてた鳥かごがあった。