すると、ニコニコ笑顔で迫ってくる空亜。


「機嫌なおったの!?」


思わず空亜に見とれてしまった。


これは反則かも…。

俺はこの笑顔が見たいからついつい空亜を

いじめてしまう(笑)


「負けた負けた。」


何て言って誤魔化すが本心もっといじめたい…


俺は空亜の顔を自分の顔の方に引き寄せた。


「あっ…やだ。誰かに見られたら…」


「誰もいないし、暗くて分からねーよ。」


俺はこの綺麗な夜空のもと空亜に

キスをしようとした。


が、その瞬間だった。


ガタガタッと誰も乗っていないブランコが

大きく揺れだした。


「きゃっ…」


「これ…風だろ…」


「か…風なんて吹いてないじゃない…。気持ち悪いし帰ろ。」


「ん…じゃ送るわ。」


俺達の身に起きる不思議な

出来事はこれだけではすまなかった。