俺は夜の公園で1人ベンチに座っていた。


「立夏…お待たせ!!」


公園の電灯辺りで空亜が手を振っていた。


「なんだよ…こんな時間に呼び出して…不良!!」


「あっ、立夏それは無いんじゃない?早いうち謝ろうと思って約束どうり電話したんだから」


「知らねー…。」


俺は空亜に顔をあわせなかった。


「立夏くん!!」


ベンチに座る俺の後ろで

ごちゃごちゃとしだす空亜。


「もういいからほっといてくれ。」


そう言ったとたん空亜がベンチの背もたれの

部分にガクッとして困り果てた様子を見せた。


「立夏~…」


全く…今回はこんくらいにしてやるか。


「分かった。もう許してやる。」