パパの連れ子である以上、 親権をママが得るのは難しいらしい。 血のつながりが優先されるらしい。 パパもあたしを手放す気はなかったんだと思う だから、2人はもめたんだ。 そう、パパから離婚の背景を聞かされたけど 正直、どうでもよかった。 ママはあたしの本当のママじゃないし 知らない人同然のパパとこの先一緒に 暮らしていく気もない。 あたしは、初めから 一人ぼっちだったんだ。 そう思うと無性に泣けた。 泣いて泣いて泣いて、 出た結論は、 「この家を出て、一人で生きる」 だった。