今日もいつものように教室を抜け出して、俺は屋上に行こうとしていた。 どうせ誰も注意しない。 生徒は面白がって見てるだけ。 教師も諦めて見てみぬフリ。 これでいい。 これでよかったんだ。 誰にも深く関わってほしくない。 人なんて信じられない。 特に大人は―― 俺は一人でいい。 一人なら傷つかずに済む。 ずっとそう思っていた。 アイツと出会うまでは……。