私と悠真くんはいつものベンチに座った。


私たちは無言だった。


言わなきゃ…言わなきゃ伝わらない…


私は意を決して口を開いた


「悠真くん。病室でのことだけど…」

「はい。」

「…好きって言ってくれてありがとう。
私…すごく嬉しかった。」

「…」


私の、正直な気持ち伝えなきゃ。



「…悠真くん、これ…あげる。」