朝練の後、私は教室に向かった。
…秀哉と颯人がいる教室。


私が教室を見渡すと…2人がいた。
いつもと変わらない2人。


秀哉は相変わらず難しい本読んでるし、
颯人は友達と遊んでる。


颯人は私のことがずっと好きで…
それに気づかなかったのは私だけ。


クラスのみんなは気づいてて、
私は正直驚いたっけ。


「お前、なにジロジロ人の顔見てんだよ?
気持ち悪い。」

私が颯人を見てるのに気がついたのか颯人が私に毒舌を言う。


この毒舌もツンデレだからって思うと許せちゃう。
私、知ってるんだよ。
あなたが私のこと好きってこと。


「キモいってなによ!
何でもないんだからね!」

…今はこう言い返すしかできないけど。