「…か…」

ん…?
誰かが私を呼んで…


「中村明日花!」

「!?」

私はその大きな声に驚いて顔を上げるとそこには
化学の先生、葉山光輝先生がいた。


…この殺気立った空気…私、やばいかも…

「お前、俺の授業で居眠りとはいい度胸だな?」

………怖………
私、多分意識がなかっただけだし…

そんなこと言っても通用する相手じゃないけど。


「罰として今日、お前補習な。」


…え、え゛え゛え゛え゛ーーーー!!!!


全く出来ない化学の補習なんて、死ぬほど嫌だったのに、
まさかこんなことになるとは思いもよらなかった…