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――カチャッ


扉を開けた瞬間、広がる黒の空間

真ん中にある革製の椅子に腰を掛ける、50近いであろう、ダンディな男の人

きっと、この人が社長に違いない

「社長!!莉流を連れて来ました」

「桜覇 莉流です。よろしくお願いします」