「なんでよ」


「さっきまで元気なかったみたいだけど、今はなんだか嬉しそうだもん」


雪はあたしのほっぺをつっついた。


確かに、優也には元気にさせてもらったかも。


一応、感謝しとこう。


チャイムが鳴り、先生が教室に入って来るまで、あたし達はおしゃべりし続けていた。


雪の隣で悠は何故か不機嫌そうにしていた。