「ちょっと!いくらなんでも、それは……!」


「さぁ、行きますよ」


あたしのセリフを遮ると、あたしの腕を掴んで教室を出た。


優也は、教室まで送ってくれた。


あたしの事を心配してくれるのは嬉しいけど、納得いかない……。


「あっ、さや。お帰り~」


あたしが戻って来ると雪と悠が駆け寄ってきた。


「あれ?さや、良いことあった?」


雪がにやけながら、聞いてくる。