あたしのイジワル執事様!?【続編更新中】

「じゃあ、そろそろ戻ろっか」


お弁当を片付けて、あたしは言った。


「……まだ」


「え?」


優也はあたしの腕を掴んで引き寄せる。


「ちょっ、ちょっと」


あたしは文句を言おうとして、止めた。


だって、優也が不安そうな顔をしていたから。


「何かあったら、僕に言って?さや、顔に出やすいんだから」


あたしは、こくりと うなずいた。