あたしのイジワル執事様!?【続編更新中】

優也はあたしの首に絆創膏を貼ると、にっこり微笑む。


「ありがと……」


優也は、優しくあたしの頭を撫でた。


なぜだか、その手が頭に触れると、安心したように、体の力が抜けていく。


それで、あたしは気づいた。


あたし、震えてる……?


本当は、怖かった。


今日だって、昨日の事を思い出すと、不安になる事があった。


生まれて初めての恐怖で、動けなかった。