あたしのイジワル執事様!?【続編更新中】

「え、うそ……」


あたしは、優也が差し出したお弁当を受け取る。


「ありがとう。でも、なんでここに?」


さっき、渡せば良かったじゃない。


優也は時々、よく分からないことをする。


あたしの考えを読み取ったのか、優也は口を開く。


「さや、本当は怪我してたんじゃないの?」


ギクッ


「してないよ。大丈夫だって」


あたしは、皆に心配かけたくない。


だから、黙ってたのに……。