警戒心が無くなり、普通に接する事が出来るようになった。


昨日は怖かったけど、結果は良かったのかもしれない。



「行ってらっしゃい」


珍しく、お母さんが見送ってくれた。


なぜなら、今日から優也と一緒に登下校するからだ。


「さやお嬢様」


「これから、学校なんだから、さやって呼んでよ」


これは、昨日、あたしが決めた事だ。


「分かりました。
さや」