しばらくして、パトカーの音が聞こえて来た。


青一さんは、後から来た警察に連れて行かれた。


いろんな事がいっぺんに起こり過ぎて、頭の中がぐちゃぐちゃだ。


あたしはペタンと座り込んでしまった。


「……優也、どうしてここに……?」


「実は、鈴木青一さんは令嬢などを殺す殺人犯だったんです。名前はなんとなく聞いた事がありましたので、ついて行こうと思ったのですが……」