「あっ、さやー。おはよっ」


「雪、悠おはよう」

「って、さや、どうしたの?」


「お前、もしかしてまた、優也先輩と何かあったのか?顔がブスになってんぞ?」


……カチン。


「悠、心配してくれてありがとう。でも、ブスは余計よっ」

あたしは手に持っていたカバンを悠の方へ振り回した。


「で、本当になにがあったの?」


雪があたし達を仲裁してきいた。