『そっちで変わったこととかない?』


「特にないよ。あ、今日霧島先輩休みなんだって。それくらいかな」


『そっか。…………』


何か思うところがあったのか、優也はテスト頑張ってと言って電話を切ってしまった。


まぁ、いっか。


それより、早くしないとお昼食べる時間がなくなっちゃう!!


あたしは慌ててカバンからお弁当を取り出した。


「さや、まだ食べてなかったの?早く食べないとテスト始まっちゃうわよ?」


雪は、出したばかりのあたしのお弁当を見て、驚いていた。