その沈黙を破るように、優也が口を開いた。


「お嬢様。お嬢様は私の事、嫌いですか?」


その目はとても落ち込んでいるように見えた。


あたし失礼な事、したかも。


「嫌いじゃない。ごめん。あたしの態度、ひどかったよね」

優也って、悪い人じゃないのかも。


優也がしょげている仔犬に見えてきた。

うん。


やっぱりカワイイ!!