あたしのイジワル執事様!?【続編更新中】

……悪い人じゃないとは思うんだけどなぁ。


「そして、この公式を使って……」


「……こう?」


「そうそう!よく出来ました」


霧島先輩はあたしの頭をワシャワシャと撫でる。


あたしは突然のことに驚いた。


「何するんですか!髪がぐちゃぐちゃになっちゃうじゃないですか」


「ごめんね~」


口では謝りつつも、撫でることを止めない手。


なんか、霧島先輩のペースに乗せられてる気がするんだけど!?



ふと、後ろに控えている本堂さんに視線を向けると、霧島先輩のことを冷たい目で見ていた。