あたしのイジワル執事様!?【続編更新中】




「で、なんでここに霧島先輩がいるんですか?」


あたしは、当たり前のように隣に座っている霧島先輩に問いかけた。


「ごめん、さや。断りきれなくて……」


答えたのは雪だった。


雪と悠は申し訳なさそうにあたしを見る。


「大丈夫だよ。気にしないで」


あたしは慌てて首を振った。


二人は霧島先輩のウワサをかなり気にしているらしい。


そんなことを露知らず、霧島先輩はニコニコと笑っている。


霧島先輩は、手が止まっているあたしを見て、分からないと勘違いしたらしい。


霧島先輩は得意気にこう言った。


「ここの問題教えてあげようか?」


「あ、じゃあ、お願いします」


断るわけにもいかず、あたしは霧島先輩に教えてもらうことになった。