あたしのイジワル執事様!?【続編更新中】


教室に行くと、雪と悠が駆け寄って来た。


「どうしたの、二人とも」


「さや、あまり霧島先輩と関わらない方がいいわよ」


「あぁ。なんでもさやの周りをかぎ回ってるってウワサだぞ」


はい!?


なんでそんなことに!?


最初は何の冗談かと思ったけど、二人の表情は真剣そのものだ。


「本当、なの?」


あたしは恐る恐る二人に聞く。


「まだ確証はねぇけどな」


「でも警戒して損はないはずよ」


霧島先輩が?


何のために……。