あたしのイジワル執事様!?【続編更新中】

学校に着くと、本堂さんは校門の前で立ち止まった。


「それでは、お帰りの際にはケータイでお呼びくださいね」


「はい」


「それともう一つ」


本堂さんはそう言ってあたしに近づいた。


そして優也をチラッと見てから、あたしの耳元でこう言った。


「校内ではなるべくお一人にならないように」


本堂さんはくすりと笑ってあたしから離れる。


そして、何もなかったかのような顔で一礼をする。


「それでは、行ってらっしゃいませ、さやお嬢様、優也様」