「おはよう、みんな。今日、君達を集めた理由は、生徒会に新しく入った役員の紹介のためだ」


要先輩が言うと、場がざわつき始める。

「ねぇ、さや。誰だと思う?」


雪の目は、好奇心に満ち溢れた目をしていた。


きっと、かっこいい人だったらいいな、とか思ってるんだろうな。


「えー、誰だろう?」


今は5月。


そんな微妙な時期に新しい生徒会役員?

うーん。

見当もつかない。