そんなわけで、今3人であたしの部屋にいるんだけど……。


「さや~!これも着てみて!」


「ふぇっ!?」


雪が次から次へとあたしにドレスを着せていくせいで、あたしはもうくたくた。


組み合わせを悩みながらも雪の手は休むことなく動いている。


「うーん。さやはこっちの方がいいわね。次!」


―――パシャッ


「へ?」


横では悠がケータイのカメラのシャッターを切っていた。