「そんなわけないでしょっ!」


あたし今、顔真っ赤だ。


「残念ですね」


く、悔しい……。


なんで、優也は余裕なの!?


もう、人の事からかって!!


カワイイ美少年執事だと思ってたのに、
キケンな美少年執事だったー!!



「行ってらっしゃいませ。さやお嬢様」

玄関で見送る執事はカワイイ笑顔に戻っていた。