力虎君が急に走り出す。 って、私の方に来てない? え、ま、待った。 逃げるしかないよね。 私も走り出す。 「歌鈴まてー!」 『何ー?』 「止まれー!」 『やだー!』 「「いやあー」」 皆力虎君が私を追いかけてるのに気づいて叫びだす。 「何で?」「地味子を?」 そんな声がたくさん。