隣の彼女は・・・

「あのバカヤロー・・じゃなくって

静のやつってば、

卒業したらこっちで夫婦して働く予定だから

私に子供の面倒見ろって言ったのよ。」



いつものさくらだった。


『あのバカヤロー』だもんな・・・




「本当ですか?子供の面倒をさくらさんに?」



聞きながら


あのどこまでも俺様の神崎先生なら


言いそう・・・とかって思う。



「本当よ!あり得ないって~の!
私だって暇じゃないわよ!」


さくらの顔が険しくなった。

かなりムカついてるらしい。


でも・・・

こっちとしては・・・

ちょっと笑えるんだよな。



さくらが赤ん坊の面倒見てるなんて・・・

想像つかない


ってゆ~か・・・


あのさくらの部屋を見たら・・・

家事をするさくらがあり得ないし・・・



神崎先生は分かっててさくらに頼んだんだろうか?


そりゃ・・・分かってるはずだよ・・な。

「大変ですね。」


取り合えず同情しといた。