俺にはチャンスある?



けど・・・



「僕・・・帰ります。」


俺は玄関に向かった。




俺の存在・・・

分類すると

『お隣』



じゃあ、チャンス?



だけど、俺だって分かる。




さくらが

やつを

立花旭を好きだろうってこと。



それは・・・

さくらは、やつとなんてあり得ないって

言ったけど・・・





俺の方があり得ないんじゃない?



ここに居て


張り合ってるだけ・・・無駄?







気がして




立ち去るしかできなかった。



情けないけど・・・。