隣の彼女は・・・

つないだ手から

さくらにドキドキが

伝わりませんように・・・。




さくらは、思ったよりも冷静な顔して歩いてた。


俺だけか?

こんなになってるの。。。


近かったけどすっごい歩いた気分!



「ここ、あんまり予備校のやつとか来ないから落ち着くんだよね。」




それでも大人な振り。




つ~か・・・


俺、いつもは

こんなじゃ・・・

ないのに・・・




数軒離れたビルの地下の店。

確かにここは静かで穴場。

ガヤガヤしてなくって大人の空間って感じ?


大人の空間とかって・・・
わざわざ思う時点で子供だって・・・

あいつなら・・・鈴なら言いかねない・・・

あいつはかなり毒舌だし・・・



つ~か、鈴のことは関係ない!




ここは、友達の姉さんがバイトしてるから知ってるだけ。

大人な空間・・・か

背伸びしてる?

いや・・・

さくらにいいとこ見せたい

それは・・・ある。




でも

今日、ここに来たことを後からかなり

後悔した。



背伸びなんかするんじゃなかった。


そんな


出来事が待ってた。