隣の彼女は・・・

「駿くんの目って節穴?」


ふ、節穴って・・・


幾らなんでもさくらに対して酷くない?


「は?」

「さくらを綺麗とか可愛いってマジで思う?みんなに言える?」


なんでそこまで言う?


「い、言えますよ!」



自分でそう言って・・・


この人を目の前にしてさくらを綺麗とか可愛いとか言うことに・・・

自分で自信を・・無くしそう。。


だいたい・・・

最初に言葉に詰まることからして・・・

俺って・・・最低。




神崎先生は・・・綺麗だ。


だけど、あまりにもさくらをバカにしてないか?



そんな俺のことなんか、またお構いなしに

「まあ、たで食う虫もなんとやらってゆ~よね。」




神崎先生は、
興味を無くしたようにまた参考書に視線を戻した。



俺は・・・虫かい。。。



その話題にもう興味を無くした神崎先生を横目に俺も勉強を続けた。



でも・・・

集中できない・・・

もしかして・・・って


神崎先生は俺のこと

気になってる?


とか?



だったら・・

俺は

さくらのことも諦めなきゃ・・なんない



いや・・俺が自意識過剰・・・か?