隣の彼女は・・・

鈴に知られたく無かったのは

鈴に馬鹿にされたくないからだ!


なんて


俺は

まだそんなこと言うのか?


分かってるんじゃないか?



俺の

俺自身の

本当の気持ち・・・ってやつ



―――――――


『駿が意味無く人を殴るなんて考えられない。』


あの時
鈴は、俺にそう言った。

鈴だけだった。


そうだよ、あれにはちゃんとした理由があったんだ



言いたかった

けど


その理由を知られるのが怖かった。



今なら・・・どうだろう?


ずっと隠して来たことなのに・・・


飲んだ勢いとは言え

簡単にさくらと立花旭に言っちゃって・・・



俺は

ずっとさくらが好きだったはずなのに・・・