隣の彼女は・・・



「鈴・・・・?」


どうして鈴が居る?



「玄関開いてたよ。

無用心じゃない?
ってゆ~か・・・」



ってゆ~か?


何か鈴の目つきがいつもと違う。




「誰?」


誰って?


「そこに居る人よ!」


「そこに居る人?・・・」


ああ・・そうだ。



俺は、自分のベットで

丸くなって向こうを向いて寝てる立花旭
に目を向けた。


スースー

と寝息がまだ聞こえる。




「あのさ・・・この人・・・」


言いかけたところで



「駿って最低!」



バチン!



おもいっきり

かなり

おもいっきり


鈴に

ビンタされた?


しばし訳が分からず

ただ、自分の左の頬に手を当て・・・