「お前さ～、さくらの前だけ
いい子してるだろ？」


「え？・・・」


「いつも『僕』とか言っちゃって

さくらのことも『さくらさん』って

呼んでるくせに、今呼び捨てにしたろ？」




「あ・・・」



やっぱこいつ

立花旭は・・・侮れないんだった。。。




「そんな風に好きな人の前だけ
自分を作ってるんじゃ

先が知れてるな。」



何勝手なこと言ってんだよ。



「作ってなんかいません。」


「さくらが、『さっきの駿くん、何か違った。』
とか言ってたぞ。

もう、化けの皮剥がれて来てるんじゃねーの？」



くっ・・・




「何と言われよーが、俺は
あんたからさくらを奪うつもりだから。

どんな手を使ってもね！」



そう言ってて

自分で・・・

どんな手だよ？

とか

自分で突っ込む。。。